「お母さん。 あたしはお母さんが死んだら、お葬式ではうんと泣くからね。」
![]() | 愛すべき娘たち よしなが ふみ 白泉社 2003-12-19 by G-Tools |
母ひとり子ひとりで暮らしてきた我が家に、自分よりも若い義父がやってきた。
母と娘、教授と教え子、女友達、母と祖母...。
とある母娘を中心に、その周辺に位置する女たちの愛のあり方を描いた、どこかほっとできる連作短編集です。
その「愛」とは、男女の愛から肉親の愛、友情、献身、博愛...と非常に様々。 素直にすてきだと思える部分も、醜い面も、矛盾するものも、すべて抱えながら、それでも尚且つ魅力的に映るそれぞれの女たちの姿がこころに沁みます。
決して大袈裟でもなく、かといって淡白でもなく、しっとり、かつ、さらっと描ききっているのは、この作者さんならではでしょうね。
若い時に読んでもいいだろうけれど、ある程度年を重ねた(せめて20代以上)女性にこそ読んで欲しいお話です(あ、でも10代に読むとどんな風に感じるのかを聞きたい気もします) 。
このお話が好きな人へ 主観的なおすすめ本
よしながふみ 『こどもの体温』 『西洋骨董洋菓子店』
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